ルビーの買取査定ポイント

カラット(重さ)カラークラリティテリ(光沢・輝き)カット
さらには鑑別書などがあれば、原産地処理なども含めての総合評価によって決まります。
付加要素として、デザイン性があります。
当社では、下記のポイントを総合的に判断して、ルビーを評価・査定をします。
●カラット(重さ)
3ct以上のものについては、市場に出回ることが少ないため、価格が高騰しやすい傾向にあります。
5ct以上、10ct以上となるごとに価格はさらに上がります。

●カラー
ルビーはサファイアと同じで、コランダムに属する鉱石です。
その中で、クロムが1%程度混入することによって赤色に発色するコランダムのみ、
ルビーと称しています。

<色相>
光スペクトルで表現されるような黄、青、緑などの色相のことです。
コランダムという鉱物の内、酸化クロムに起因する赤色のものをルビーと言い、その以外はサファイアとなります。

ルビーはミャンマー(モゴック)産のものが暗みが少ない為評価が高く、
特にビジョン・ブラッドと呼ばれる鳩血色のものが最高級とされています。

<明度>色合いの濃淡のことです。濃すぎても、薄すぎても評価が下がってしまいます。

<彩度>色の鮮やかさのことです。ミャンマー産であったとしても、
暗みが強すぎたりすると評価が下がります。

<ムラ>一部分が極端に濃かったり、薄かったりすると評価が下がります。
できる限り均一に色が配色されているものが高い評価を得ます。

●クラリティ
ダイヤモンドのように確立された評価基準がなく、主観的な判断になります。

<透明感>インクルージョン(内包物)とブレミッシュ(表面傷)、欠けの程度で査定されます。
過度のインクルージョンは、透明感に影響を与えるため、評価を下げる一因となります。
また、ブレミッシュや欠けは、リカット(再研磨)できるものであれば買取が可能ですが、
ひどい場合だとリカットができないため、宝石として買取ができない場合があります。

●テリ
カラー、クラリティあるいはカットに影響されますが、光沢あるいは輝きのことです。
ムラと同じく、均一性がある方が高い評価を得ます。
白く濁ったり、黒く沈んだようなポイントがある場合は、評価が下がります。

●カット
<カット形状>
買取でくるルビーのカット形状の多くは、ファセットカットのルビーです。中心がずれているのも多く、パビリオン側のファセットが四角ものが多いです。
このカットは、非常に手間がかかるので、高価な石という判断にもつながります。

また、中にはカボションカットのルビー(スタールビー)もあります。
カボションカットのルビーは、スターがきれいにでるかでないかで査定が変わります。

<プロポーション>
バランス:石全体の奥行とガードルの直径の比率がよいものが高い評価を得ます。
石のフェースが小さくなったり、逆に大きく平たくなると、評価が下がります。

シンメトリー(対称性):右半分と左半分がきちんと対称形となっているものが高い評価を得ます。

フィニッシュ(仕上げ):研摩がきれいに整っているかどうかです。
ダイヤモンドと比べてしまうとルビーは使っているとエッジ(面と面の角度)や、
ファセット(切子面)が欠けてしまうことがあるので、
そのようなエッジやファセットが欠けてしまっているものは、評価が下がります。

●産地
産地が特定された産地鑑別レポート付鑑別書であれば、評価がアップします。

ミャンマー産 モゴック鉱山を筆頭に高品質ルビーを産出。スタビィインクルージョン→丸いインクルージョン
シルクインクルージョン→密度がかなり高い。
特に鳩血色の「ピジョン・ブラッド」が名高い。
タイ産 ミャンマーに次ぐ産地。ミャンマーと比べるとやや暗い。
モザンビーク産 最近鉱山が発見された新鋭の産地。ややオレンジがかっている。
マダガスカル産 こちらも高品質の鉱床が最近見つかる。短いシルクインクルージョンが特徴。
その他の産地 (スリランカ産など)

●処理
ルビーの処理は大きく分けて、「エンハンスメント」と「トリートメント」に区別されます。

一般的に、エンハンスメントは、その宝石自身が持っている潜在的な美しさを人の手を加えて引き出す
「改良」と呼ばれる手段になります。

ルビーの場合、多くが加熱処理がされていますが、
これは、エンハンスメントとして、市場で認められています。

対して、含浸処理充填処理は、鉛ガラスや化学物質による外部から色を変化させる処理であり、
「改変」という名のトリートメントとして、日本の市場ではほとんど価値なしとみなされます。

●合成ルビー
メルト相によるベルヌイ法や、溶液相から育成するフラックス法による合成ルビーも多く出回っています。
細長いカットの赤色石を合成石と疑うのも一つの方法です。

ベルヌイ法による合成ルビーは、均一でなだらかなカーブ線があり、不純物は気泡しか入っていないとう特徴があります。
フラックス法による合成ルビーは、色調、内部特徴など、天然のルビーに酷似しており、さらには、インクルージョンを包有するものも少なくなく、所見で判断するには難しいです。

こちらは、市場では価値がないものになります。

ジェメストでは、宝石店ならではの納得の価格で買取

地金の重量だけで買取することなく、カラーストーン、
0.2ct以下のメレーダイヤモンドも査定に含めるので、高価買取が実現します。

ルビーもしっかり査定します
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スタールビー

ルビーには6条の光を反射するスタールビーがあり、
この場合はカボションカットに磨かれます。
スタールビーはスターが明瞭で透明度が高く、鮮やかな赤色のものが高く評価されます。
スター効果を示すコランダムはミャンマー、タイなどで産出されます。

良いスタールビーとは

☆ 色が美しく、透明感がある。
☆ 6条の光の反射が途中途切れることなく、明瞭に現れている。
☆ 石の頂点で光の反射が交差している。

 

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